11月23日は、東京南池袋の茶芸館「梅舎茶館」のojisan展という写真展を見に行ってきました。
今回ここを訪問した理由は、私が写真の被写体の一つになっており、世界のojisanの一人として、展示されているんです。
梅舎茶館
梅舎茶館』は1999年11月にオープンした東京都の池袋にある中国茶専門喫茶店です。合計12席の小さな茶芸館(中国式喫茶店)です。中国茶葉や店内に展示されている茶器や雑貨、展示会の作品も販売しています。また週末には中国茶を飲みながら楽しめるワークショップも各種開催されており、移動梅舎茶館も不定期開催されています。
梅舎茶館では、オーナーのヨーダさんがお客さんの好みに合わせてお茶をセレクトしてくれます。中国式茶芸館が初めての方でもおすすめのお茶を楽しめます。
オーナーのヨーダさん
New Yorkのパーソンズを卒業後、婦人服デザイン&プレス業を経て1999年から梅舎茶館をOPEN。同時にライフワークで写真を撮り続けていらっしゃいます。2007年からお茶にまつわる写真展を開始し、現在では東京だけに及ばず、韓国、台湾にも活動の場を広げつつあります。
ヨーダさんとの出会い
ヨーダさんとの出会いは、2001年。私が当時、ドミトリーの「ゲストハウスおおしろ」に長期滞在しながら国立師範大学国語中心で語学留学をしていた時、巨大な麦わら帽子をかぶった女性が現れました。話を聞くと、台中県の山奥のお茶農家にお茶を仕入れに行った帰りだという。
季節は確か6月です。その時は、乾燥させていない生の台湾烏龍茶を分けて頂きました。冷凍庫に入れないとすぐ傷んでしまうという貴重な代物でした。お茶を分けて頂いたその晩、私はお茶を飲みすぎて胃を荒らし、強烈なカフェインで朝まで全く眠れずにヘロヘロになって学校に行ったのを覚えています。18年ほど前のお話です。
写真展の感想
東京のお天気はあいにくでしたが、土曜日の午後でもあり、梅舎茶館は大盛況でした。ojisan写真展で展示されているojisanたちは若干ひとり以外本当の老人たち。私だけがいわゆるojisanでした。
中国文化における「茶」の地位
今回、私が写っている写真は、「剣を構える姿です。」私は武事を司ることを趣味としていますが、中華文明を担う士大夫、文人にとって、喫茶は、茶芸という芸術に昇華され、書、画、琴、詩と並び茶を嗜み論じること教養の一つとされ、重要な位置を占めます。
まとめ
今回は茶芸館に、「剣を構えるおじさん」の写真が展示されるという面白い構成を見てきました。日本では、中国茶に興味を持って茶芸館を訪れる方は女性が多いようです。この度、武術文化を紹介できる機会を与えてくださったヨーダさんに感謝します。
池袋にお立ち寄りの際は、「梅舎茶館」がお勧めです。是非一度立ち寄ってみてください。