本日は2026年月1月24日(土)です。本日は愛知県豊川市御津の豊川市御津体育館にて八卦掌の練習を行いました。
2026年1月24日の練習内容
蝋梅本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。
放鬆功
今回は練習自体を放鬆功と併用しようとするために放鬆功は短めに行いました。とはいっても練習前に体の可動域が広がりやすいように刺激を与える必要がありますのでカリキュラムに入る前に放鬆功を行いました。
上半身の拉筋
今回の練習会は豊川市御津体育館の多目的室で行いました。多目的室には鏡と2段のポールがありました。このポールを使って上半身を拉筋しました。
上半身の拉筋としては肩押しという体操競技で行うものを採用しています。前傾姿勢になって肩を下におして、上腕の位置が耳よりも後側に来るようにストレッチを行いました。
下半身の拉筋
多目的室にある二段のポールを利用して拉筋を行いました。軸足のつま先の方向を前方にするもの、軸足のつま先の方向を横側にするもの、ポールに乗せる足を立てるもの、横に向けるもの、あとは仆步の姿勢を作ったりと様々な姿勢で大腿部の裏側やふくらはぎ、ハムストリングスや股関節の拉筋を行いました。
八大綱
今回は転掌で行う基本の換掌である八大綱のうち三穿掌を復習し、回身掌を新たに練習しました。
三穿掌
三穿掌は八大綱の七つめの換掌です。搭手してから一、二、三、と3テンポで穿掌を行います。概ね円周に沿って前進します。
八卦掌に限らず中国武術は呼吸からくる力量を能動的に活用します。3回息を吐くと同時にそれぞれ穿を行うのが基本となります。しっかり圧をかけつつ円周上を周りつつ穿を行ってください。
回身掌
三穿掌は八大綱の八個目の換掌です。回身という言葉通り、その場で一回転する動作が含まれた換掌です。
まず両手を肩の前あたりまで上げて掌を作ります。それから擺扣擺扣擺という5つのリズムで手が交差するまで下方の前方に向かって挿していきます。呼吸は12345を一呼吸で均一に吐いていただくのがよろしいかと思います。
そのあと円心に向かって穿掌をします。穿は前手の下から挿していくようにします。そのあと搖手しつつ体を反転させ、円心とは反対の方向、つまり円の外側に向かい、封してから上歩し縦掌を出すという要領で動作を行います。
この状態ですと円周から大きく外にはみ出した状態ですのでそこから前脚を円周上に戻して虎坐をして体の向きを円心に向きなおし転掌の一連の流れが完了します。
八大綱は副式を合わせると10個の転掌がありますが大きなものは八種の換掌ですのでこれで一通り八大綱の学習が終了したことになります。
地支八卦
八大綱で転掌を練習した後は地支八卦を練習しました。今回は地支八卦の第三段の穿を練習しました。
穿
穿のテーマは字の如く穿掌です。
最初に前手を搖手し、その後上歩して歩を斜めに進めつつ穿を打ち出します。それから反対の斜め方向に向きを変えて前手で裡領をし、さらに進歩で前進しつつ湊步で藏花掌を打ちだします。
藏花掌を打ち出した後は藏花掌の手を抓に変えてから前手で反背拳を打ち出すという要領です。
動作と呼吸の関係
今回は三穿掌,回身掌にて呼吸について解説する機会がありました。呼吸には吸う、吐く、止める、という三種類があります。中国武術は止めるを瞬間的には行うものの基本的には呼吸は吸うと吐くという二種類に分類しそれらを能動的に最大限活用する枠組みがあります。
ですから中国武術の練習を行う際にはまずは呼吸と動作の配合をよく練習してください。吸気、吐気それぞれの特徴とそれが体にどのような影響を及ぼすものかを知り、それらで体を導く、つまりはこれが気の概念そのものになります。
気という現実的で具体的で身近で当たり前の概念を自然に無意識に活用できて初めて中国武術が活きてきます。
呼吸を動作に合わせていくようにする、という考え方は完全に順序が間違っており、呼吸によって体を導くという考え方が正となります。その呼吸は神によって指示させるものです。
ですから神と気と体が融合し順序はあるもののお互いが影響し合いながら物語が出来上がるということです。これを体で表すのが武術の一つの表現であるかもしれません。
気の概念を中国人は普通に取り扱っています。「気とは」ということを考えることはないかもしれません。
それは当たり前にその概念が存在するからです。外国人はこの考えがないからどうのこうのというより、これを当たり前にして中国人と同じにするのが中国武術の進歩の近道であると思います。
中には器用な方もいて、中国人と同じにならずに中国武術をよく練ることができる方がいます。これはさらに素晴らしいことです。私にはそのような器用な芸当は到底できそうにありません。
本日の練習のまとめ
蝋梅本日は愛知県豊川市の豊川市御津体育館での練習となりました。今回で八大綱の八種の換掌が終わりました。次は蛇式順式掌から始まる天干八卦のカリキュラムが待っています。
まずは八大綱を熟成させてまたその後のカリキュラムを考えていきたいと思います。お疲れさまでした。