本日は2026年月4月19日(日)です。本日は愛知県豊川市御津の御津生涯学習センターにて八卦掌の練習を行いました。
目次
2026年4月19日の練習内容
四月の風景本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。
首のストレッチ
首のストレッチを行い、首から腕につながる筋を緩めました。首は背中に伸びる背骨の両側の大きな二本の線や中指や人差し指に連なる筋の起点になるところです。
手がしなやかに伸びない、胴体が回らない、肩が突っ張る、という方は頭皮や頭のツボ、首回し、首のストレッチなどを行ってみてください。
肩のストレッチ
肩や上腕、胸のストレッチを行いました。木や壁を使って行うものです。
手を頭の高さかやや高めの位置に置き、胸が張るような方向に手を伸ばすストレッチです。首を斜め下に曲げるとさらに効果が上がります。
肩のストレッチ
脇腹を木や壁に接近させるようにして行うストレッチです。まずは小指側を木につけて脇腹を伸ばし、次に親指側を木につけて伸ばします。首を同時に伸ばすとさらに効果が高まります。
上半身のストレッチ
上半身の拉筋として、台を使って肩と背中周辺のストレッチを行いました。首とは違う部位で手をぶらぶらするだけでは緩みにくい部位を台を使ってほぐしていきます。
下半身の拉筋
今回は、体重をスムーズに移動させることにより限られた資源を最大限に活用できる体をつくるというテーマで練習を行いました。それを実現するために下半身のストレッチを行いました。
下半身のストレッチとして、上の動画では腿裏の柔軟体操をしているだけのように思うかもしれませんが、実際に意識をしているのは胴体の中の深層にある筋肉群のストレッチです。
これらに焦点を当てることにより重心の変化に適切に即応し最適な姿勢を維持し続けることができる体が出来上がっていきます。
地支八卦 蓋
今回は体重のやり取りの一例として地支八卦の蓋を教材として採用し練習しました。
蓋はまず雙手で搭手してから両手を使って後脚の後ろまで両手を拉し、その後上歩しつつ前手で蓋を行う動作です。最後に後手になる手は握ったまま相対位置をできるだけ変えないようにします。
まず圧に耐えられる力で搭手を行い、圧が自身に直接来ないように外側にすこしいなしながら後ろまで両手を引くことがポイントです。
上歩するときには体と体が重なり合うようなイメージで自身の体で門を搶するようにします。遠慮なく前進します。蓋は上から下に打ち下ろすように見せかけつつ、巻き込むような軌道を内包した動作をします。
蓋は何者かに防がれることを前提にその奥に力を通していくイメージで行うとスムーズな流れが確認できると思います。
体重について
今回ご質問があった内容について少しお話します。勁は平たく言うと体重を投射する行為です。自身の体重を目標に対して投射することを力や勁と言っています。
力は比較的鈍重なもの、勁は鋭く精錬されたものを武術では言いますが、ゆっくりの勁もあれば鋭い力という概念もあり、それを混合して力と呼ぶ老師もいれば勁と呼ぶ老師もいます。
この感性は中国人のネイティブと同じ感性を持つことによりいとも簡単に会得できますので中国人の感性を持つようにしていただければ一発で分かります。ぜひお試しください。
精、気、神、意、心、勁などの概念の解説
今回は精、気、神、意、心、勁などの概念について黒板に羅列しながら一つ一つを解説しました。漢字は表意文字であり、中国人はこの文字を以て思考し、行動し、話しています。
今回のブログでは練習で解説した内容は割愛しますが、それぞれに具体的に定義があります。そして中国人はこの文字一つづつを見るだけで具体的で現実的な意味を瞬時に感性として理解します。
精、気、神、意、心はそれぞれ重複する部分もあれば全く異なる概念もあり、具体的にちがいます。これは漢字を使って生活をしている日本人も同じではないかと思います。ですから外国人として日本人は中国武術を学ぶにあたっては相対的に有利な立場にいるのではと思います。
麺を主食として肉を食べ、主語→動詞→目的語を扱い、旋律で意味が決まる発音の言葉を話し思考する習慣をつけて練習を行えば、中国武術の習得は容易です。
中国武術が進歩しにくい理由の一つに、日本語で思考し練習する、というものがあげられると思います。日本語での思考を中止し、漢語で試行することで中国武術の理解はより深まることは間違いありませんのでぜひ実践ください。
放鬆と自然
今回解説した中国武術を進歩させるための決定的なポイントを皆さんにも紹介します。それは放鬆と自然です。
放鬆とはリラックスることではありませんし、脱力することでもありません、力を抜くことでもありません。放鬆は放鬆です。この放鬆という概念が大事です。
見て真似てもなかなかうまくいかないと思います。理解しても体が放鬆しないかもしれません。放鬆に囚われると放鬆から遠ざかるかもしれません。放鬆を意識せずに放鬆ができるようにして下さい。これは練習中にも申し上げたことです。
もう一つ、進歩するために大事は用件は自然です。作為的、恣意的ではなく、ただあるがまま、なすがままにする様です。これを意識せずにただやること、これが中国武術の決定的なポイントになります。
ありのままに練習することです。何かに近づこう、等の雑念を取り払い、ただ練る、ということが進歩の最短コースですのでこれをぜひ行ってください。お勧めです。
本日の練習のまとめ
四月の風景本日は愛知県豊川市の御津生涯学習センターでの練習となりました。
今回は具体的な技術論を解説しつつ、概念も現実的かつ具体的に解説することができました。中国武術の進歩に欠かせない、放鬆と自然、これを意識せずに「出来上がっていて常にある」という状態にしてください。
自然じゃない中国武術は良くないです。自然に練習し、自然に進歩し、自然に遊びましょう。作為を捨てることは大事です。
次回はこの続きを練習していきたいと思います。