日々の練習

今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2021年4月24日

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本日は2021年4月24日(土)です。本日は15:00~17:00まで名古屋市熱田区の神宮東公園で練習を行いました。

今日の練習20210418
今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2021年4月18日本日は2021年4月18日(日)です。本日も午前9時から11時まで名古屋市熱田区の神宮東公園で練習を行いました。 https://...

2021年4月24日の練習内容

神宮東公園神宮東公園

日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。

放鬆功

本日も放鬆功から練習を始めました。まずは下の動画のようなストレッチを行いました。目的は「背中を開く」ことにあります。「背(ベイ)」を開き、何かがそこを通りやすいようにすることで上半身を緩めた状態で適度な張力を維持することができるようになり、腕の追従性も向上します。

肩のストレッチを終えた後は、横方向に腕を振るシュワイショウを何十回か練り、腕自体の重みをつかって背中、肩、腕を緩めました。

叉肩法

基本的なストレッチを終えた後は、叉肩法を練り、背中と肩にさらに深い可動域を求めました。叉肩法は一見すると腕回し、肩回しに見えるかもしれませんが、実際には下半身や腰胯の切りや回転で上半身を操作する動作です。

叉肩法では肩が上がらない状態を維持しながらも背中の奥を起点しながら大きくして動かすことが重要です。また腕の回転は円錐型にならず体のすぐ横側で完全な円(面)となるように心がけてください。はじめは可動域が狭いためなかなか難しいですが数量をこなせば円錐型の軌道はだんだん面に近づいていきます。

回数をこなせば掌がだんだん熱を持ち暖かくなってきます。そうなれば勁が通ったことになります。この状態で掌打を打てばそこそこの威力が出ます。

悠盪捶

悠盪捶は両足をレのような形にして立ち、耳の後ろに置いた手を膝の横まで急激に落とし、その後喉元から放物線を描いて拳を前に出します。攻撃動作ではありませんが、整勁を練ること、勁道を開くことができます。

悠盪捶を良く練れば次の攻撃性動作に勁が繋がりやすくなります。

中華剣術の基本

本日は八卦掌の練習を中止し、先週から行っている中華剣術の練習を行いました。先週まではスポンジ剣で練習をしていましたが、本日は白蠟桿を90cm程度にしたものを使用しました。

白蠟桿は折れにくく、適度な硬さがあり、粘りがあります。日本の方が使う樫の杖でも練習ができますが、白蠟桿は弾力性があるため樫のような硬い素材と比較して指に当たった場合にケガが防げるという効果があります。

本日は剣を取り扱う際の手首の霊活性を高めるため、4種の基本動作を練習しました。

  1. 体の外側を上から打ち下ろし一回転させる動作
  2. 体の外側を下から打ち上げ一回転させる動作
  3. 体の内側を上から打ち下ろし一回転させる動作
  4. 体の下側を下から打ち上げ一回転させる動作

です。剣を上手く扱う上で重要なポイントは剣の握り方にあります。剣を持つ際には柄をぐっと握らす、毛筆を持つように柔らかく、斜めに添えるように持ちます。これが霊活さのポイントです。

そして中指、薬指、小指は殆ど力をいれず、人差し指、親指だけで持つようにしますが瞬間的には親指だけで剣を挟むような持ち方をおこないます。腕は伸ばし、肘は常に下に向くようにし墜肘を維持します。このようすると脳から剣先まで意識的につながります。

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剣撃

人多り基本動作を行った後は、フィンガーグローブをつけて剣撃(剣を使ったライトスパーリング)を行いました。基本練習で行なった手首の動作を過敵応用に活用するためです。

私の場合、攻撃目標は相手の胴体ではなく、剣を持っている手の手首に設定します。理由は近い距離にあるから、それと相手の胴体を攻撃しようとすればこちらも相手の攻撃を受ける距離まで進まなければならず剣で切られるリスクが多くなるからです。

日本刀術でいう「もの打ち(剣の先端10センチ程度の部分)」を交差させここから手首をどのように攻撃する、その攻撃を防ぐかを研究しました。

私が練る中華剣術はペラペラの剣でもなければ、斬撃を正面から受けられるほどの強度を持ったものでもない、文剣(文士や道士、遊侠の士が護身用に帯びる剣)ですのでそれに合わせた攻防技術を紹介しました。

実技については別の機会に紹介させていただきますが、

  • 剣を強く握らない
  • 手首を柔軟に使う
  • 剣を受けず体を躱す、または歩法で攻撃を避ける
  • 刃を接触させた場合はできるだけ放さず剣から相手の動作を聴く
  • 身法で剣を導く

を中心的な要訣として練習を行います。

本日のまとめ

神宮東公園神宮東公園

本日の名古屋は運動をすると汗ばむ陽気でした。新型コロナの第4波が訪れておりますのでマスク着用、接触はできるだけ避ける、というような環境で練習しました。剣術を練習教材に選んだのは、ソーシャルディスタンスを確保しやすいというのも理由の一つです。

中国武術は本質的には攻防技術の集合体ですが、練習は必ずも対打のように体を接触させたり、用法を解説したりする必要はありません。距離を取ったり、対打を行わずとも多くの練習ができます。座学だけでも中国武術の知識と修養を深めることができます。

私の練る中華剣術の技法は必要以上に相手を傷つけない護身のための技術です。手首を攻撃し、最低限の牽制を行いこれを警告とします。知恵と防御のための技術です。

本日のFX20210506
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