本日は2022年月2月27日(土)です。2月も最終週になりました。そろそろ名古屋市熱田区神宮東公園の梅の花も本格的に咲き始めています。本日は午前9時から練習を行いました。
2022年2月27日の練習内容
本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。
歩行
本日は練習の一つ目は歩行から行いました。公園の噴水の周りを雑談をしながら2週ほど回りました。
放鬆功
本日の練習は「養」を主体として練習を行いました。まずは首の放鬆功として首を回りしたり伸ばしたりする動作からスタートしました。首を回してからは、肩や上腕、前腕や手首や指の節まで順番にマッサージし、経絡を開くようにしました。穴位を上から順番に押し、または揉みこんで気血の通りをスムーズにするようにしていきます。
気血とは何かと言われると、それは中国人が考えるエネルギーの概念です。中国人は正常な状態は気血のめぐりが良い状態であり、病気は気血の巡りが滞ることにより起こると考えます。癌や感染症がこの原理で起こるかはさておき、中国武術を練習するにおいては、このような考え方があることを知ることは重要です。
甩手
上半身のマッサージ、推拿がおわったら次は甩手です。まずは手だけをぶらぶらとして前後にふり、すこし緩んできたところで足の動きを加えてゆすります。
前後の甩手のあとはいつもと同じように体の周りを回す甩手を行いました。はじめはゆっくり、途中で腕の重みを利用してすこしづつ重くしていきます。腕の液体の重さを感じることができるように動かすことがポイントです。
拍手
甩手のあとは、拍手(パイショウ)を行いました。掌が適度に充血し暖かくなるところまで手のひらと手の甲をぱちぱち叩く動作です。気血を末端まで通るようにするという意味や、ものが当たる瞬間をイメージするなど技撃的にも有用な練習です。
叉肩法 後輪、前輪
本日も叉肩法を行いました。叉肩法を行う際に重要な要訣は、まずお尻をでっぷりと自然に垂らすことです。緩んだ上半身の重みをドロッと後ろ足にそのまま載せます。腰も跨も弛緩させてください。そして後ろの足にたるんだ重みのすべてをよりかかけてください。前足は地面に触れるだけの状態で、体の中心(会陰から百会がつながる線)を軸に体を回します。
こうすると、肩関節が起点とならず、単なる経過点の一つに過ぎなくなります。これが正解です。叉肩法の起点は基本的には跨あたりで問題ありませんが、もっと深いところにしても問題ありません。人によっては動作の起点は地面より下の架空の点になるかもしれません。
前後の叉肩法のあとは、交叉繞環という両方の手を同時に行う動作を行いました。要領は叉肩法と同じですが、動作を両手同時に行います。体の軸も叉肩法と同じく、体の中心(会陰から百会がつながる線にします。ですから上半身は一時的に真横になります。ポイントは跨の開合ですと心の開合です。
淌泥步
本日は、練習の後半に淌泥步の復習を行いました。淌泥步は八卦掌において代表的な練功法である転掌を行う前の事前練習です。上半身はリラックスしながらも背筋を自然に伸ばし、手は地面を支えるようにしながら、足の裏全体を地面すれすれに置くようにして前進します。
前足は地面につくかつかないかの状態で前に進めます。この際には頭の高さや腰の高さを上下させないようにします。呼吸は大きく、深く行います。胸を膨らませたりして呼吸せず、呼吸した空気はへそより下まで吸い込むような勢いで行います。
本日は手を丹田に置きながらゆっくりと行う淌泥步の練習方法も紹介しました。技撃として「強身」を強調して練習するには、姿勢を低くし、負荷を高くし、大腿部がきつく感じる程度の状態でやる必要があります。早歩きやジョギング程度の心拍数となるように運動すると、持久力をすこしだけ高めることができます。
本日の練習は、心を静めた状態で少しだけ腰を落とし、自然な呼吸の範疇で、大きめの呼吸をしながら自然な動作で行う淌泥步を行いました。
本日の練習のまとめ
本日の練習は「養」を主体として練習を行いました。中国武術の練習は技撃の技術体系でもありつつ、体の調子を整える養生法としても活用できるものです。中国武術のメリットは、全く同じ内容、全く同じ動作を題材に、負荷を上げたり下げたりするだけで、以下のような三段階の需要に対応ができます。
養身:体力がない時に、体を整える体操、リハビリに最適
健身:通常の日常生活において、調子を整えたり、障害を予防するため準備運動として、例えばラジオ体操やフィットネス体操に最適の負荷
強身:アスリートや武技を練る者が、強壮な体躯を作るためのトレーニングとして練習するレベル。技撃の訓練。身体能力の底上げや近接格闘技術の訓練と同等の負荷。
本日は熱田区神宮東公園は白梅が咲き始めていました。天気は快晴とはいきませんでしたが、ゆったりとした「養」の練習ができました。