今日は温度は低いですが、風がなく練習しやすい夜でした。夕食後公園で練習を行いました。今日は、転掌の練習を公園の芝生の上で行おうと思っていましたが、サッカーのチームが練習をしていたので直線上で練習できる地支八卦を練習することにしました。
練習内容
本日の練習は以下のメニューで行いました。
剣術
先日実家に帰り、長穂を持って帰ってきました。今日は木剣に長穂を取り付け、長穂剣として赤兎趕月剣を練習しました。思ったよりもうまく動けましたが、長穂は多少錘を付けないと加減の良い速度で穂が動かずに苦労します。重めの物を買うか、中空の瑪瑙玉か何かを調達し、重さを調節したいと思います。
地支八卦(六十四掌)
本日は、地支八卦の前半の三十二掌を練習しました。
内容は以下の通りです。
第一段 | 第二段 | 第三段 | 第四段 |
開 | 截 | 穿 | 推 |
棒 | 藏 | 搬 | 托 |
扽 | 砍 | 接 | 帶 |
探 | 削 | 欄 | 領 |
捩 | 二 | 停 | 沾 |
挑 | 虎 | 翻 | 連 |
蓋 | 奪 | 走 | 隨 |
纏 | 環 | 轉 | 黏 |
地支八卦とは
地支八卦とはどのような物かを簡単に説明すると、高義盛公が宋異人という人物から教えを受けたと言われる、六十四種の実用的な招式です。一説には高義盛公が様々な門派から招式を集め整理したとも言われています。
宋異人の発音はSong Yiren=送芸人=芸を送る人、という解釈ができます。呉国正老師の見解では、高義盛公は自分で六十四掌を編集したが、自分が芸を編み出したとするのはおこがましいため、宋異人という人物から授けられたことにしている可能性がある、と言っていました。招式は、八卦掌、形意拳、通背拳、長拳等と共通項がみられる内容です。
地支八卦は、私が練習している高義盛派八卦掌、正式名称「柔身連環八卦掌」の特徴です。転掌で功を練り、地支八卦で拳を練ります。地支八卦は六十四種の単招ですが、それを対練形式としたものに「本手」という練習方法があります。これは上手(打ち手)と下手(受けて)が交互に招法を練る物であり、地支八卦の対練版と言えます。
本手について呉老師と孔太龍師兄の動画がありましたのでリンクを載せます。
まとめ
今日は昼間体調があまりよろしくなかったですが、練習で汗をかき、曇ったものを吹き飛ばすことができました。運動には心肺機能の向上、運動機能の向上、血圧の低減や体脂肪の減少という身体的効能の他に、精神的な健全性を高めるという効果もあり、脳にとっては積極的休養を行うことを意味します。
事務仕事で脳と精神を消耗する仕事をされている方には、運動を適宜生活に取り入れることをお勧めします。