12月31日 今日は15℃で曇りのお天気です。本日の活動を報告します。
今日の活動 2019年12月31日
今日は朝から朝麺活。劉山東牛肉麺で麺正常の清燉牛肉麺でスタートしました。
劉山東牛肉麺重慶南路の三民書局で本を買い、中華路一段と桂林路の交差点近くのカルフール隣にある渤海道で写真を撮らせてもらい、そのまま小南門からバスで宗徳武道具へ。黒ズボンを8本ほど買い、タクシーで南昌街の大衆武道具へ行ってきました。
お昼は華陰街の後駅ガチョウ店でガチョウの昼食。そして承徳路の安いティラミス屋でティラミスとコーヒーを飲んで、一回家に帰って急いで支度をし萬隆へ。
後駅鵞鳥店
ティラミス八歩功夫学苑の左顕富老師にあいさつしてきました。中風で一時期はかなり弱っていた左老師も元気そうでよかったです。
八歩功夫学苑今日の練習内容
夕方4時からは老師の自宅で練習でした。今日は八段錦という養生法を教えてもらいました。
| 一 | 兩手托天理三焦 | 両手を上に挙げて深く呼吸する動作 | ||||
| 二 | 左右開弓似射雕 | 左右に弓を引く動作 | ||||
| 三 | 調理脾胃單擧手 | 片手をあげる動作 | ||||
| 四 | 五勞七傷往後瞧 | 腰を回す動作 | ||||
| 五 | 握拳怒目增力氣 | 前方に拳打をする動作 | ||||
| 六 | 背後七顛百病消 | 後ろで手を握りつま先立ちになる動作 | ||||
| 七 | 揺頭擺尾去心火 | 体を回す動作 | ||||
| 八 | 両手攀足顧腎腰 | 前屈する動作 | ||||
老師に動作を録画させてもらい、練習は終了です。
市内大同区は曇り、萬隆と景美は雨は降ってないけど地面は濡れていました、木柵渓を渡って新店市内に入ると雨というお天気模様です。
台湾の風景夜は、7時に新店市役所前で大学院のカナダ人クラスメート夫婦と待ち合わせしてマンションの最上階でのホームパーティーに参加。本日は先にお暇して101の花火をみて締めくくりました。
新店市役所前でクラスメートと待ち合わせの間に、包丁屋を見つけました。刀剣類を豊富に取り扱っているお店で質の良い4面漢剣と唐刀が並んでました。
横刀
まとめ
八段錦は、どこにでもある養生方法、とくにサラリーマンが練習するに適しています。今時、使う機会があるかどうかわからない技撃ばかりに偏るのは、労力の配分上あまり好ましくないと思っています。
八段錦は武術というよりも養生術、導引術です。ただし、武術と養生術についての境界線は実際には存在せず、武術の運動の中に養生術があり、養生術の中にも武術の要素があるという陰の中に陽あり、陽のなかに陰ありと同じような概念となっています。
近代スポーツにも、
- 身体を壮健にする効果
- 身体能力を向上させる効果
- 体の協調能力を向上させる効果
- 筋力を増強させる効果
- 健康寿命を延ばす効果
- 持久力を向上させる効果
は普通に備わっており、中国武術について特に「健康に良い、養生に優れている」を特別視することはできません。
呼吸と動作の協調について、理論化し、基本の時点で言及するという点では、戦闘技術として100年以上陳腐化し、既に骨董品化している中国武術における一つのアドバンテージです。
本来は、このような解釈的なことを日本語で明文化することは望ましくないことです。
大和言葉由来の単語と文法で中国武術を捉える時点で、ネイティブの捉え方との乖離ができています。これは仕方ないとしても、できるだけ本来の素地を理解できるように想像しながら練習していきましょう。
私は中国武術を台北で学んでいます。血統は大陸出身者の老師から学んでいますが、老師も大陸ではなく、台湾で生まれ、台湾で育った外省人2世です。本来は、その技術が整理された土地で学ぶべきものであり、
- 浴槽につからないで濡れたタオルで体を拭く
- 麺と肉食
- 米を食べない
- 高粱ともうもろこし畑の世界
- ネギをかじって餅（ビン）を食べる
- 生ニンニクをかじり、正月は水餃子をごちそうとする
の世界でこそ体感できるものがあると感じています。私はまだこの域に達しておらず、ここに自分の限界があると感じる今日この頃です。