2月下旬に入り花粉症の季節が始まっています。中国武術は道場や体育館ではなくもともと屋外で運動するように設計されています。花粉症の方にとっては2月~4月の練習はつらいものとなります。
本日は春先に練習する際の花粉症対策、回避法について解説します。
目次
花粉症を回避する方法
中国武術を練習する際に花粉症を回避する方法は以下の通りです。
スギ花粉、ヒノキ花粉が飛ばない地域に飛粉
本州では2月中旬からスギ花粉が、続いてヒノキ花粉が飛散し、5月上旬まで花粉シーズンが続きますが、北海道や沖縄にはスギは自生していませんのでスギ花粉の方は花粉症の症状が治まります。
私が勉強や出張で滞在していた台北地区でもスギが自生していなかったので春先でも花粉症の症状は出ませんでした。半年ほど住んでいたジャカルタ市内でも同様でした。
このように花粉が飛ばない地域に避難することを避粉と言うようですが、リモートワークが行える方は花粉が飛ぶ期間だけ中国大陸や台湾地区の老師のもとに寄宿し花粉を避けながら新しいものを習うというのはいかがでしょうか。
花粉が舞いにくい時間帯や環境で練習する
スギの花は暖かい日の日中に花粉を飛ばし、夕方には花粉は地面に落ちて午後のピークを迎えます。春は日中から夕刻を避けて練習を行いましょう。朝一、夜間は花粉の飛散が少ない時間帯です。
また風の強い日は遠くから花粉が飛んできますので風が穏やかな日に練習することをお勧めします。
体育館、武道館、多目的室など室内で練習する
花粉症の症状がつらい場合は、体育館や武道館、公民館などの多目的室を借りて練習を行うのも効果的です。
フィットネスクラブ、ジムで練習する
フィットネスクラブやジムには鏡張りのスペースがあり、ストレッチやエクササイズができるスペースがあります。ここを利用して定歩での練習やストレッチ、日ごろ行えないフォームのチェックを行いましょう。
花粉症の症状を緩和する方法
中国武術の練習は深い呼吸を伴う有酸素運動であり、大量の空気が鼻を行き来するのでどうしても花粉を大量に吸い込んでしまいます。ここではつらい花粉症の症状を緩和する方法やグッズを紹介します。
練習から帰るとすぐシャワーを浴びる
練習が終わった後はすぐにシャワーを浴びましょう。シャワーを浴びれば顔や髪の毛に付着した花粉を洗い流すことができます。また着替えることにより服についた花粉をリセットできます。
花粉が付着しにくいトレーニングウェアを着る
フリースやモコモコしたトレーニングウェアは花粉がよく付着します。サラッとしたウィンドブレーカーのような素材のトレーニングウェアを着れば服への花粉の付着を抑えることができます。
花粉眼鏡をつける
目は粘膜に包まれて湿っているため空気が目に当たれば当たるだけ花粉は目に付着します。普通の眼鏡をかけることでも風が直接目に当たることをかなり防ぐことができるとされていますが花粉用のゴーグルをつけることによりさらに効果的に目を花粉から守ることができます。
スポーツマスク
中国武術は動作を行うと同時に深呼吸を伴いますので多量の花粉が花と喉を通過します。不織布マスクで運動をすると息苦しくなりますので、呼吸がしやすく花粉の侵入を防ぐスポーツマスクの着用をお勧めします。
鼻うがい
鼻に入れてもツーンと痛くならない様に成分が調整された洗浄液を鼻に入れることにより花粉やハウスダスト、雑菌などを洗い流すことができます。私は外から帰ったらハナノアで鼻うがいをします。
洗眼液での目洗い
洗眼液を使えば付属のカップを使って洗眼薬で直接目を洗えます。これで目に付着した埃と花粉をすっきり洗い流しましょう。
目薬
ドラッグストアに行けばアレルギー用の目薬が売っています。疲れ目用の目薬より目のかゆみを抑えてくれます。
点鼻薬
鼻にシュシュっとすれば一回で2~3時間鼻の毛細血管を収縮させてくれます。これで鼻詰まりが解消します。毛細血管が収縮し鼻水が出なくなりますので嗅覚がにぶくなってしまうので多用は禁物ですが、つらい鼻づまりが収まらないときの切り札的存在です。
抗アレルギー薬
花粉の飲み薬は耳鼻科で処方してもらったものを服用するのが一番ですが、2月中旬から3月はどこの耳鼻科も混雑し、2時間以上待たされることはざらです。耳鼻科で処方される抗アレルギー薬にと同程度の成分が含まれている市販の抗アレルギー薬がドラッグストアで販売されていますのでこれを試してみるのもいいと思います。
空気清浄機
室内で練習する際に、花粉が気になる方は空気清浄機の購入をお勧めします。小さなものなら3000円くらいから購入できます。
まとめ
本日は春に中国武術を練習する際の天敵である花粉症への対策を紹介しました。中国武術に限らず、走ったり風を受けたりして顔に花粉が触れることが多くなるスポーツアスリートも
花粉症対策には苦慮していると思います。
本日は私の対策方法を踏まえて花粉症に抗う方法を紹介させていただきました。本日のブログが皆さんの中国武術ライフの参考になれば幸いです。