日々の練習

今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2022年1月16日

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本日は2022年月1月16日(日)です。本日は2022年の第二回目の練習として愛知県名古屋市熱田区の神宮東公園で八卦掌や基本功の練習を行いました。

本日の練習20220109
今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2022年1月9日本日は2022年月1月9日(日)です。2022年の第一回目の練習は愛知県名古屋市熱田区の神宮東公園で行いました。 https://...

2022年1月16日の練習内容

冬の公園冬の公園

本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。

放鬆功

本日の練習の一発目は首回しから始めました。先週から首周りのファンソンについて注目をしています。なぜかというと首回りの柔軟性が武術の動作に与える影響が極めて大きいことを認識したからです。

首の緩めるために、まずは顔を真下に向けてぐっと首の裏を伸ばしました。頸椎の隙間が開くようなイメージで首を伸ばします。その次はぐーっと上を向いて喉周りの首を伸ばし、続いて顔を左右横にむけて伸ばしました。

頸椎は背骨と直接的に繋がっています。また同様に首の筋肉も背骨の両脇を通り、尾てい骨あたりまで2本の幹線道路のようにつながっています。これらを上から一か所筒ほぐし、渋滞をなくすというイメージです。

そのもっとも簡単で負荷が低い甩手を行いました。

その後、体の周りで腕を回甩手を行いました。まずは腕を体の周りでブランブラン回すだけの運動を行い、調子が出てきたら徐々に腕の動作を大きくしていきます。30回~100回くらい行うと誰が見ても明らかに腕の可動域がひろがっていくのがわかります。

顔を正面に固定したままにすれば結果的に首の関節のストレッチにもなります。

叉肩法 後輪、前輪、交叉繞還

本日は甩手のあと、五行通背拳から叉肩法という肩回しを行いました。まずは後ろ回しから練習しました。軌道が円錐型ではなく平面の円を描くように頑張って回しましょう。動作の起点は肩関節ではなく、体の中心軸の胸の中心部であることを意識して行います。

叉肩法の前回し版です。手は真後ろを通り肩の上を通って前におりていきます。慣れてくると遠心力で血液が手や指先に集まって手がパンパンになり暖かくなります。これくらいやりこんでからの掌打やビンタは強力な威力を生みます。

交叉繞環は、前後の叉肩法を両手同時に行うものです。顔は前を向いたまま、それぞれ別々に行っていた両手の叉肩の動作を結合させます。これを行うと両手の動作を同時に行えるので時間の節約になります。ただし要求は高くなるので腕がへんな回り方をしないように注意してください。

両手は片手づつの時と同じように平面の円を描きます。動作は股関節を切る動作が発動源です。

基礎十二式

本日は五行通背拳の動作を行った後、八卦掌の基礎十二式の練習を行いました。

甩手式

揉球式

七星起式

掩手式

穿掌式

探掌式

淌泥步

程派八卦掌で最も基本となる歩法です。頭の高さを変化させずに腰を落とした状態で進むようにしてください。

両手を肩の前に出して動作を行います。歩法自体は基本の動作と同じです。

両手を胸の前に突き出します。両肘を合わせて、できるだけ前に突き出し、掌を開いた状態で前進します。辛い動作ですが内力の増強に貢献します。

地支八卦

地支八卦の一つ目の動作です。相手の攻撃を受けて手を開きつつ両手の掌打を胸や脇に打つ動作です。

攻撃を穿掌で受け流しながら、相手の斜め横に入り込み、腎臓や脇腹に両手の掌打を打ち込む動作です。

相手の攻撃を上に打ち上げた穿掌でかすり上げ、その後両手で相手の腕をつかんで急激に落したあと、顔面に向かって掌打を打ち込む動作です。

相手の攻撃を後手を差し込んで受け、その後一歩前進しながら顔面に牽制のための穿掌を放ち、虚になった胴体に掌打を打ち込む動作です。

本日は、新しい生徒さんがいらっしゃってるので、この「探」の動作を新しく追加しました。基礎十二式にある探と共通した身法があります。基礎十二式で作った架子と整勁に歩法を加えて動作を行います。

始めは一呼吸一動作で行い、慣れれば一呼吸で3連打を行うようにしていただいても問題ありません。

地支八卦では用法や過敵応用を学ぶものであり、これで發力を練るのはなかなか難しいです。程派高式八卦掌では転掌で体を作って整勁を養います。転掌を培った内力を活用して地支八卦を練ります。よって程派高式八卦掌では転掌と地支八卦は練習カリキュラムにおいてとても重要な両輪になります。

本日のまとめ

冬の公園冬の公園

本日はキンキンに冷えた午前中に熱田区の神宮東公園で練習しました。お天気が良くなり日が照っていたので日向に出て練習すると汗ばむくらいの暖かさかにはなりました。

私が習った北派武術は臀部や大腿部に大きな負荷をかけながら動作を行うため、初めのうちはなかなか辛い練習になります。体全体と心と神経が高度に一体化した発力は打撃力の大きさに比例して体にも大きな負荷をかけます。

まずは自分が発する発力に耐えられる足回りを作らなければ、自分が技に振り回されてしまいます。ですからまずは足を練りましょう。

中国武術の拳を練るということはすなわち腿を練ることです。これを認識して辛い時期を乗り越えましょう。そうすれば上半身はリラックスして動くようになりますし、心に余裕も生まれ、技術を学ぶ際の集中力も出てきます。

本日の練習20220116
今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2022年1月16日本日は2022年月1月16日(日)です。本日は2022年の第二回目の練習として愛知県名古屋市熱田区の神宮東公園で八卦掌や基本功の練習を行...
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