日々の練習

今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2022年1月9日

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本日は2022年月1月9日(日)です。2022年の第一回目の練習は愛知県名古屋市熱田区の神宮東公園で行いました。

本日の練習20211219
今日の練習 八卦掌 御津生涯学習センターにて 2021年12月19日本日は2021年月12月19日(日)です。本日も愛知県豊川市御津の御津生涯学習センターで練習を行いました。 https://han...
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2022年1月9日の練習内容

冬の野鳥冬の野鳥

本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。

歩行

本日の練習も午前中9時からのスタートでした。最低気温はほぼ0℃くらいくらいです。体をびっくりさせないために練習のはじめはまずは歩行です。歩行時は世間話をしながら適当な速度でダラダラ歩きます。

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放鬆功

今回の練習の一つ目は放鬆功です。本日のポイントは首です。体の周りで腕を振る際に顔の位置を動かさないようにしながら動作を行うことに注意して練習しました。顔の位置を動かさない、見る方向を一定にするだけではなく、顔の方向を変えないようにして体だけを回す練習です。

見る位置を変えない、というだけの要求では顔の向きを変えながら調整してしまうことになってしまうので、あごの向く方向を動かさないことに注意して腕を振りました。実はこうすることで首には非常に大きな負荷がかかります。さらにこのように練習することで首の柔軟性を意識することにつながるわけです。

全ての動作にまっすぐな体の軸が必要なわけではありませんが、首、つまり生首の部分がフクロウのような柔軟性と器用な調整力を持つことは大変重要なことです。

顔を正面に向けたままウェストを回して体を横向きにするという動作は、首周辺に着目すると、首を真横にしていると同様のことになります。

甩手を行い上半身に刺激を与えてから木に寄りかかり肩周りのストレッチを行いました。本日注意するポイントは首回りです。肋骨周りのストレッチを行いつつ首に注目しながらストレッチを行いました。

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叉肩法 後輪、前輪、交叉繞還

本日は甩手のあとは後ろ回しの叉肩法を行いました。まずは重心を後ろ脚にどっしりかけて、お尻をどっぷりと落とすことです。前足はほとんど地面にタッチするだけにします。重心の比率としては後足95:前足5くらい(感覚として)です。

この状態で跨を切った勢いで腕を下から上に向かって回していきます。手が後ろを経過するときは体の真後ろを通るようにします。手は円錐の軌道をとらず、平面の円となるようにしてください。肘も曲げないでください。

遠心力で手に血がまわってパンパンになるくらいの勢いで手をぶんぶん回してください。先に分銅がついた縄をぶんぶん振り回すような感じで腕を回してください。

ポイントは顔の向きを変えないことです。腕が後ろを経過するときにも顔は澄ました表情で真正面を向いた状態をキープしてください。

叉肩法の前回し版です。後ろ回しと同じく腕は体の真後ろを通ります。腕は頭の上から体の前に降りてきます。同じく跨を切ります。そして顔は真正面を見たままです。腕が真後ろにある時にも顔の向きは真正面をキープしてください。

交叉繞環という名の動作です。これは叉肩法を両手で同時に行う動作です。片手で行う叉肩法よりすこし難しいです。両手を回すわけですが、片手が真ん前にある時はもう片方の手は真後ろにあります。足は高い虚歩のような形です。そして跨はおなじように切ります。

瞬間的に逆歩で足と肩が180度転換した角度になります。よってウェストをかなり回さなければならない動作です。手の軸はどこにあるかというと背中、両肩甲骨の中間の背骨のあたりです。この一点を中心として両手が回るようにします。胴体からと腕が接続している肩関節が支点ではないことを動画から確認してください。

顔の向きは常に前に向きます。どちらかの腕につられて顔の方向が変わらないように注意して動作を行ってください。もちろん手の軌道が円錐型(漏斗型)になっても駄目です。手は縦の平面上を動くようにしてください。

伸肩法

本日は叉肩法のあと五行通背拳から伸肩法を練習しました。私が学んだ伸肩法の動作要領は、まず肩幅程度に足を前後に開いて立ちます。前足にはほとんど体重をかけません。すべて後ろ体重で立ってください。それからお尻をどっぷりと下に落とします。

その状態で胸の前で両手を抱くようにしてから片方の手を斜め下に伸ばし出します。もう一方の手は胸の方に引きます。これを∞のマークのように繰り返します。顔は真正面に向けたままにします。目線は先の手の指先を見ます。これを適宜回数繰り返します。

ポイントは、お尻をどっぷり落とした姿勢で跨を切ることです。跨を切り、腰を捻り、胸を含めて、肩を沈め、肘を墜して、意が指先まで届くようにます。

肩が上がって首が短くなってしまうのはだめです。胸を張ってしまうのも駄目です。体がこわばるのも駄目です。リラックスした状態で肩を前に出して、指先まで一本の気を通してください。体が強張ると、気という概念は急に粘り気を発し固着してしまい流通しなくなります。気をサラサラにして指先まで届けてあげるようにしましょう。

技撃の練習

本日は一連の練習を行った後、最後に少しだけ技撃の練習をしました。相手が打ってきたものを前手で受けてから受けながしつつ、後ろ手で添えつつ、頬に反掌を打ちます。

そのあとその反掌を受けた手を肘の下から出した手で引っ張りつつ圏捶を打ち、それを防がせてた状態で下からアッパーを打ち込むという連環動作です。攻撃と防御の手法をいくつか組み合わせた簡単なコンビネーションを紹介し交互に攻防を交代し練習しました。

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本日のまとめ

樹木の果実樹木の果実

本日は前回と同様に上半身の放鬆をテーマとして練習しました。その中でも課題の中心に据えたのは首の動き、顔の向きの意識の置き方です。これを意識するかどうかで手がどれだけ巧みに動かせるかが決まるといっても過言ではありません。

外見から見るとただ手を回しているだけ、首を回しているだけです。ですがそのような簡単に見える動作の中に深い学問が含まれる、それが中国武術です。

2022年も体の開発、体の操作をつかさどる頭脳を開発し、100年前の中国人の達人を今更ながら追いかけていこうと思います。

本日の練習20220116
今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2022年1月16日本日は2022年月1月16日(日)です。本日は2022年の第二回目の練習として愛知県名古屋市熱田区の神宮東公園で八卦掌や基本功の練習を行...
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