日々の練習

今日の練習 八卦掌 御津生涯学習センターにて 2022年11月27日

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本日は2022年月11月27日(日)です。本日は愛知県豊川市御津の御津生涯学習センターで八卦掌の練習を行いました。

本日の練習2022年10月30日
今日の練習 八卦掌 御津生涯学習センターで 2022年10月30日本日は2022年月10月30日(日)です。本日は愛知県豊川市御津の御津生涯学習センターで八卦掌の練習を行いました。 https:/...

2022年11月27日の練習内容

豊川市御津生涯学習センター豊川市御津生涯学習センター

本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。

放鬆功

本日も練習のはじめは放鬆功と上半身の拉筋からスタートしました。

まずは首のストレッチです。首がこわばっていると肩や背中全体がこわばり、力の抜けが悪くなります。ですから首回りを入念にストレッチすることで首と首に連なる肩回りをほぐします。結構重要です。

肩関節や胸筋の柔軟性を高めるために、掌を木に当てて体全体を回転させています。これで胸周囲にある筋肉やそれに連なる肩関節の柔軟性を高めていきます。

 

まずは壁をつかって肩と脇腹周りのストレッチを行いました。これは小指側と親指側をそれぞれ壁に押し付けて脇腹や肋骨部分の柔軟性を高めるとともに、肩関節の柔軟性を高める練習です。

肩周りの筋肉を適度に延ばした後は、最も負荷の低い甩手を行いました。これは両腕を同時に前後に振る動作です。腕全体をダルダルにして遠心力と地球の重力で腕をこぎます。慣れれば膝のクッションも加えながら、さらに腕を振っていきます。

この甩手は腕を体の周りででんでんだいこのように振る動作です。腕の振りははっきり言ってそれほど重要ではありません。重要なのは骨盤、つまり跨を回すことです。跨を回せば上半身はそれにつられて受動的に振り回されます。

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転掌

直線の倘泥步が形になり始めたので、本日はリクエストにより転掌を集中的に練習しました。

立樁式

転掌の基本形となる立樁式です。掌を蹋掌にし、裡手を円心に向け、外手の肘はみぞおちに置きながら、両肩、両肘を落としながら、円周上を回ります。外歩は円周にそって内側に微扣し、裡歩は前に向かって直進します。

歩幅や設定する円の大きさにもよりますが、正確には16角形のような形を描きつつ回る動作です。一般的な長拳系統の門派の練習は、上半身にかける負荷が少なめですので、兵器を練らなければ上半身の筋力を練ることは難しいですが、八卦掌は上半身にも適度な負荷をかけていきます。

ウェストの捻転、肩や腕や手首、指先に課す適度な張力で胴体の深い部分までを覚醒させる練習です。優雅に単純にただ歩いているだけと思われるかもしれませんが、体の中は、雑巾を絞った状態のような複雑な力が入り交じり、なかなかのダイエットになります。

雙撞式

雙撞式は雙撞掌の形をつくって行う転掌の形式です。両手の中指同士をついになるように設定しながら、指と指の間の中心を円心に向けます。進むのは円周、胸の向きを完全に円心に向けます。

進行方向と胸や顔の向きは正確に90度異なるようにします。とくに腰部、つまり肋骨と骨盤の間の部分、ウエストを捻転させることが大事です。

雙抱式

雙抱式は、雙抱掌で転掌を行うものです。掌をくっつけおもいっきりパーに開き、両肘をくっつけて前に押し出します。そのまま両掌の間を円心に向けたまま円周上を回ります。指先はぴんと張り、肘を前に押し出し、そのままの姿勢で回るという動作です。

地支八卦では掌打が多く用いられますが、地支八卦で発する勁は具体的にこの動作で練っていきます。ですから八卦掌の転掌は技撃性を考えるうえでも非常に重要なものです。

地支八卦

転掌が一段落したところで、これまですでに練習した地支八卦の中から3つを復習しました。本日復習した動作は以下の3点です。

手を優しく押さえ、その手の外から相手を開き、立て掌を打つ動作です。力は後ろの足で地面を押す、または蹴って前進する力です。50mダッシュのスタートを切るように勢い良く前に進んでください。最低1mくらいは飛び出し、相手の重心の下に移動しながら勢いよく掌打を打ち込みます。

棒は、斜め45度前方に移動しつつ、穿で攻撃をさばき、その後外領で肘あたりをつかんで制御してから、横向きの掌打を打つ動作です。45度の角度でジグザグに進みながら、打ち込んでいきます。これも大きな踏み込みが重要になります。

棒と同じく斜め45度に進みながら、掌を上に向かって穿し、その後両手で下に腕を引きずり落してから、立掌を打ち込む動作です。初めの動作で相手の攻撃を受ける際には腕に捻転を伴いつつ受けることが必要です。

八卦掌は平和な武術、専守防衛です。こちらから仕掛けることはありません。相手がこちらを犯してくるので仕方なく受け、仕方なく反撃してあげることを原則とします。

本日の練習のまとめ

豊川市御津生涯学習センター豊川市御津生涯学習センター

本日は、一ヵ月ぶりに愛知県豊川市御津の御津生涯学習センターの会議室での練習となりました。直線の躺泥步はそろそろ格好がついてきたので本格的に転掌での練功に内容を切り替えつつあります。

転掌は見た目はただぐるぐると円周を無駄に回っているように見えますが、そこそこつらい練習です。最初のころはへとへとになります。捻転と緊張と自然と放鬆という一見矛盾する要素を矛盾なく取り込んで動く必要があります。

まずは自分自身の中で宿題を消化していくようにしていきましょう。一人動作ができれば武術は完成、というわけではありません。一人でドリブルができるようになったら、相対し、刻々と変化する状況の中で人間と人間の駆け引きを行う段階に入ります。

そこからが武術の本当の面白さを体験できる段階です。確実にいっぽづつ課題を克服しながら前に進んでいただければと思います。

今日の練習20221204
今日の練習 八卦掌 神宮東公園にて 2022年12月4日本日は2022年月12月4日(日)です。本日は名古屋市熱田区の神宮東公園で八卦掌の練習を行いました。 https://hanaga...
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