今日は夕食後公園で形意拳を練習しました。今日は40分程度で簡単に済ませましたが、練習内容を以下に列記します。
目次
本日の練習内容 2019年12月11日
本日の練習は以下のメニューで行いました。
五行拳
形意拳の基本となる五行拳です。私が練習している尚派形意拳の系統では、五行拳に属する招式は6種+鷂子入林拳を合わせた7種となります。
鷹捉 1往復
劈拳 1往復
鑽拳 1往復
崩拳 1往復
炮拳 1往復
橫拳 1往復
鷂子入林 1往復
十二形拳
十二形拳とは、動物の動きの神態を参考にして構成された十二種の単招です。
龍 1往復
虎 1往復
猴 1往復
馬 1往復
鮀 1往復
鶏 1往復
燕 1往復
鷂 1往復
蛇 1往復
魚台(タイ)1往復
鷹+熊 鷹熊合式 1往復
12形拳という名前ですが、私が学んだ系統では、11番の鷹と12番目の熊を一式で行います。よって11種類の動作にて往復練習を行います。
まとめ
今日の練習は、軽い調整の意味合いで、高架(高い姿勢)で行いました。その日の状況、調子に合わせて、練習の負荷、内容は変化させるのが良いと思います。体調と気分の状態を自分に問いかけながら、時にはいろいろ思いつく考えをそのまま自然に考え、また時には季節の移ろいを感じながら体を動かすことは気持ちのいいものです。
「練習は瞬間瞬間を本当に使う時だと思い、渾身の力でやれ、そうじゃなかったらやらない方がいい」という人が、中にはいるかもしれませんが、あまり相手にしない方が良いと思います。
私が老師から受けた形意拳の要訣の中で以下のような言葉があります。
「輕鬆,自然,和諧當中,勁發出來」(リラックスし、自然、調和の中で勁を出すこと)
落ち着いた心で、ゆっくりじっくりと動きを見つめ、その変化を楽しむことが中国武術の面白みです。ゆっくり練習し、使うは一瞬で行いです。
養兵千日用兵一時(兵は千日をかけて訓練し、用いるときは一瞬である)【孫子兵法】
ただし、武術を練習して、本当に使おうかと思っている時点で、お粗末なレベルだということが言えます。
「君子危うきに近寄らず」という言葉があります。これは、「教養があり徳がある者は、自分の行動を慎むものだから、危険なところには近づかない」という意味です。
中国武術を介して、中国文化、中国の古典に興味を持ち、そこから処世に必要な様々な知恵を学ぶというのが、現代における余暇活動の意味合いではないかと思います。