今日は冬らしいキリッとしたお天気です。夕食後公園で1時間程度練習を行いました。最近仕事のデスクワークで体が強張っているのを感じています。今日はこれを緩めるためにいろいろと試行錯誤してみました。
本日の練習内容 2020年1月15日
本日の練習は以下のメニューで行いました。
八段錦
- 兩手托天理三焦
- 左右開弓似射雕
- 調理脾胃單擧手
- 五勞七傷往後瞧
- 握拳怒目增力氣
- 背後七顛百病消
- 揺頭擺尾去心火
- 両手攀足顧腎腰
本日は先日呉老師に習った八段錦を復習しました。老師に習った時の録音データをノートに起こし終わり、老師の動きを動画一通り確認したつもりでしたが、起式と収式に曖昧模糊としたところがあり、まだまだ人に見せれる状態ではないです。動画を見直して復習し直しです。
剣術
先日武館で復習した赤兔趕月劍の復習です。
こちらも復習した部分は板についている部分とそうでない部分があり、メモを再整理する必要があることを認識できました。今、木剣には短い房が付いてますが、赤兔趕月劍は長穂に適した套路ですので、近日中に房を長穂に交換予定です。
試しに剣を地面に置き、徒手で剣の動きを練ってみましたが、手法、眼法、身法、方法、歩法について、同じ操作が行われていることを確認できました。
転掌
単換掌
蛇式順式掌
転掌は軽く2種類の換掌の動作を行っただけです。
まとめ
八卦掌には、
- 百練不如一圏(百練は一圏に如かず) または
- 百練不如一走(百練は一走に如かず)
という諺があります。いくら飛んだり跳ねたりを練習しても、いくら低い姿勢で静止状態をしても、一周の歩みには叶わないという意味です。もちろんこれは先師たちが自分の練功方法の正当性を主張するための方便の意味は多分に含まれていますが、実際に、円周上を回る転掌という練功法はなかなか優れた面を持っています。
一般の方の八卦掌における円周上を回ることの効能の説明では、
- 養生に効果がある、健康に良い
- 扣步擺步による歩の練習になる
- ずれ込んで相手の懐に潜り込む歩法を練る
のあたりの説明が多いと思います。これはこれで間違っておらず、円周上を歩いて回ることは、一般的な有酸素運動と同程度の心肺機能の増強は図れます。健康目的であれば架子はそれほど低くする必要はなく、高架で歩行するだけで健康増進には十分な効果があります。
角度のついた歩法を連続して練ることは、技撃的にずれ込みの練習になります。擺步扣步は踢法にも、摔法にも変化し、相手のバランスを崩すことにより動きの出鼻を制すことにも応用できます。
転掌の効能について、「天人合一」につながる活步樁(動く版の樁法)としての効果は感覚として持っていますが、日本語で論理的に明文化できる状態ではないので、これを整理し日本語で紹介するにはもう少し時間を戴きたいと思います。
転掌の効能について、体現できたものを具体的で明確な説明ができるようになった時点で、別途解説をさせていただきます。