本日は2021年月11月20日(土)です。本日は午後に神宮東公園で練習を行いました。
2021年10月24日の練習内容
本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。
準備運動
本日の練習は午後に行いました。ストレッチは午前中の練習より軽めに行い、動きの中で体を緩めていくという試行錯誤を行いました。
前後のシュワイショウを行った後は、体の周りで腕を振るシュワイショウを行いました。
基礎十二式
甩手式
基礎十二式の第一式の甩手式です。体の正面を下から上になぞるように腕を振り上げ、そのあと腎臓当たりに手を当てるという動作です。
手を甩(シュワイ)するというより、下半身の動きで上半身をこぐ、という体の使い方をすればスムーズに動きます。
揉球式
体の前方に球を描きそれを回すよな動作を行います。これは甩手式と同じく足と股関節を動かすことにより、上半身を導く動作です。これらの動作で股関節の動きをスムーズにし、腿や脚、足の力を養います。中国武術の動作は下半身の力を源にして動くということを体全体に覚えさせます。
七星起式
これまで行った甩手式と揉球式は正面を向いた馬歩を基本とした動作でした、七星起式では前後の動きを練習します。基本的には左足を前方に置いた片側だけを練習しますが左右対称に行っていただいても問題ありません。
足と股関節を連動させる動作で、前に出した手を引きつつ、後ろ側の手を前に出す、という動作を繰り返します。股関節を柔らかく使うこと、股関節を大きく使えるようにすることがポイントです。
またこの動作は姿勢を低くすれば架子を練る練習になります。そうすれば粘り強い下半身のを養うことができます。
掩手式
手を水平に近い状態にして、肘を曲げ、両手で何かを挟み込むよな形をとります。これを左右交互に行います。足はいわゆる弓歩から弓歩を交互に行う形になります。
後ろ足(伸ばす方の足)の中に螺旋の意識を作り、足、足首、脛、膝、腿、股関節、骨盤、腰、脇腹、背中、肩、上腕、肘、前腕、手首、掌、指という具合に順番に螺旋の意識が途切れることなくつながり、体が一つにまとまり、「開」と「合」が交互にシームレスに遷移するのが理想的です。
穿掌式
馬歩になり、掌を交互に上に向かって刺し上げる動作です。
探掌式
站樁を作って呼吸を整えてから、搭手で手を受け、その手を絡めて引っ張りつつ、二段目の穿を仮想相手の顔面に向かって突き出し、第三掌で中断に縦掌を打ち込む動作です。うまく練るコツは、股関節を強力に、かつ素早く切り返すことです。切跨という概念です。
擺扣穿掌
探掌と同じく站樁を作って呼吸を整えてから、前手で外領しつつ、擺歩をつくり、そのあと前進して扣步を出しつつ転身して180度の方向転換をしながら穿掌を打ち出す動作です。擺步と扣步を練るとともに背中を抜くというか、身法を練ります。技撃に耐えうる体を作るには低い姿勢で練ることが望ましいです。
呼吸と動作を合わせて行うと全体がスムーズにうまくまとまるようになります。
擺尾掌
重心を後ろに移動し、片手を後ろに大きく広げた後、横に大きく塞ぐように手を出します。そのあと、手を慣性で下に移動させながら仆步になり、そのまま手を横側に大きく伸ばします。
骨盤の位置は高くせず、できるだけ低い位置をキープしたまま行えば、下半身のいい練習になります。
烏龍擺尾掌
体の前で手を上下に平行に形作った後、脇から体の側のラインに沿って掌を動かしつつ仆步になります。そのあと仆步から螺旋を伴い仆步に変化する過程で、手は穿掌を出していきます。
骨盤の位置を上下させず、低い姿勢のままで仆步と弓歩を交互に動けるようにすれば、足腰の力をアップさせることができます。
体全体に「展開」のイメージが沸けば、のびのびとした動きになります。可動域が狭いうちは知らず知らずのうちに体に力が入りますので最初は苦労します。数をこなせばだんだん楽に動けるようになります。
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八大綱
本日は程派高式八卦掌で行われる基本の換掌から単換掌と双換掌を練習しました。
単換掌
八大綱の第一掌の単換掌です。まず外脚を扣步し、円の中心に向かって掌を出した後、方向転換し、そのあと歩を弓歩に変化させて、後ろ足を一歩進め、虎坐式で方向転換を感りょさせます。
単換掌は換掌の母ともいわれ、一番初めに学ぶ換掌でもあり、もっとも基本で重要だとされています。呼吸の配合や体とイメージの結合などを考えながらしっかり練習しましょう。
双換掌
双換掌は八大綱の第二掌となる換掌です。まず穿掌を行いながら擺歩をし、そのあと足を引っかけながら体を一周します。一周直後、擺歩を行いつつ、双撞掌で仮想物体の顔部を打ち、そのあと肘を地面の方向に墜します。
墜した後は、指先を天に向けます(指天)。それから逆の手で地面の方向に指を挿していきます(挿地)。その後、弓歩になりながら両掌を大きく開き掳手で動作を終了します。
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本日のまとめ
本日は午後3時からの練習となりました。練習を終えた5時ごろにはかなり暗くなっており、日が短くなっているのを実感しました。
練習は3歩進んで2歩下がったりもしますが、体と心が少しづつ開いて、尖ったり、丸くなったり、丸い中に尖りがあったり、尖りの中に丸みがあったりといった変化を楽しんでもらえればとてもうれしいです。