本日は2022年月12月25日(日)です。本日は名古屋市熱田区の神宮東公園で八卦掌の練習を行いました。
2022年12月25日の練習内容
本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。
放鬆功
毎回練習のカリキュラムはほぼ固定化してきています。固定化とマンネリ化を避けるため、「考えない脳」を作ってしまわないために毎回カリキュラムは違うものを用意しようとしていますが本日も同じものになってしまいました。
まずは首回りのストレッチから練習をスタートしました。首回りに柔軟性がないとせっかく背中から気持ちよくでてきた勁が首の付け根で滞りやすくなります。じんわり伸ばしてボトルネックを回避しましょう。
肩や胸筋、背中をリラックスするために立ち木をつかって肩回りをストレッチしました。これも勁のよどみを取り去るための重要な予備練習です。
前後方向に手をゆするシュワイショウです。運動強度が低いため準備運動に最適です。慣れてきたら膝を抜く動作を追加して腕を漕いでください。手自身の重さを十分に生かして力を抜いてふるとうまくいきます。
中国武術で下にはたく動作、掌で攻撃を下にはたき落とす動作のもとになる練習です。
次は体の周りを回すシュワイショウです。ポイントは腕の振り回しではありません。胴体をいかに回すかにかかっています。腕はただの見世物です。
五行通背拳基本功
本日は放鬆功のあと五行通背拳の基本功を練習しました。
叉肩法 後輪
叉肩法 前輪
叉肩法の前回しです。同じく水の入ったバケツをそのままぐるぐる回す要領で腕を回します。
交叉繞環 前後輪
ということは動作全体が肩幅内に収まるということです。腕がぶらぶら振れようがそれはあまり重要ではなく、大事なのは体の深部でこの動作の起こりがあるかないかです。そして体の深部で動作の起こりを作るようになるためにはある程度の体の可動域が必要で、さらに動作への習熟が必要です。練習すればできるようになります。
悠盪捶
耳の後ろに置いた手を膝の下まですとんと落とし、そこから前に向かって放物線を描くように拳を頬り投げる動作です。この動作自体に攻防の意味合いはありませんが引手(インショウ)などの元になる動作です。
「よく練習してください」。
地支八卦
本日は地支八卦の中から以下を練習しました。
藏
藏は字の如く、蔵するということであり、見えにくい部分から攻撃するという意味を内包しています。
まず前手で搭手して相手の攻撃を受け止め、その後、両手で受けた手を掴み引っ張ります。そのまま前手で相手の手を掴んだまま、後ろ手を下から縦の手刀で打ち出します。足の重心は後ろ足に置きます。
そして前進しながら手を引っ張りながら手の下で相手の肋骨をうち、そのあと手を持ち替えて、相手の上腕をきつく握りながらひっぱりつつ、裏拳を顔面に打ち出していくという流れです。
下から打ち出す藏の動作は顔についている目からは見えにくい位置にあるため、よけづらい攻撃となります。ただし打つ側はウェストを回転させながらすこし不便な姿勢で掌打を打ち出すことになるため、威力を乗せるためにはある程度の訓練が必要です。
本日の練習のまとめ
本日は午前中家でゆっくり過ごし、午後を練習時間にあてました。お昼ご飯を食べて少し休憩をしてからの午後の時間、特に冬場は午前はまだ気温が上がり切っておらずもし無風でお天気がいいなら、午後のほうが練習はしやすいです。
午後は人間の深層体温がもっとも高い時間帯であるため運動で技術を向上させたり、パフォーマンスを高めるためには最適な時間帯です。
本日は体を深部から緩め、調子を整えるという目的の一環として練習を行いました。練習内容、練習の時間帯、練習時間、練習場所、様々に変えながら、それらを変更した場合の効果や影響についての法則を割り出そうと日々試行錯誤をしています。
人間の生理としてはやはりある程度の強度のある運動を行い、技術向上をし、尚且つ睡眠の品質に影響を及ぼさないという条件を考えると、午後3時頃から5時ごろというのが練習のゴールデンタイムであると思います。
一見サラリーマンがこの時間帯を練習に当てるのは難しいように思いますが、フレックスタイムを活用したり、通勤時間のない在宅ワークをするなどしながら工夫をすれば、趣味と労働の両立は不可能ではありません。
皆さんも自分の体調や調子にあった練習場所、時間帯等を試行錯誤の中で見つけてみてください。練習に適した場所や時間帯については、別途ブログで記事にまとめたいと思っています。