今日は練習生と二人でミット打ちを中心に練習しました。
今日の練習内容 2020年3月14日
今日の練習内容は以下の通りです。
ワンツーパンチ→ワンツー+フック
先ずはフォームの確認を行いました。
- 両手を顎の横に置く
- 左手でジャブ
- 右手でストレート(後ろ足で地面を蹴り、膝を回し、跨を切り、腰を回し、打ちぬく)
- 更にここからフック(圏捶)を追加
- 撃った後は両手を顎に戻す。肘は墜肘を崩さない
多少洋中折衷の内容ですが、散打でもこのように打撃を行います。散打は本格的には学習したことは無いですが、1999年に、河南省登封県にある少林禅院武館で散打の基礎技術を体験したことがあります。
相手が小学生ですので、忍耐を要する立ち方の練習や套路の反復よりも、ミットうちのほうが飽きずに練習してくれます。
打と蹴りのコンビネーション
ワンツーが終わった後は、ワンツー+弾腿の練習をしました。私はミットを2個もって受ける側を受け持ちますが、相手の蹴りの勢いがあまり、弾腿が用法の想定通り、私の股間にクリーンヒットし、練習が途中中断となりました。
擺蓮腿、裡合腿、二起腿等のミット練習
擺蓮腿,裡合腿,二起腿もフォームを練習し、その後、ミットを狙ってそれを打ってもらう練習をしてしました。子供の相手をする場合、できるだけ集中力を切らせず、退屈をさせないような工夫が必要です。
カラーバットで剣撃の練習
おもちゃのカラーバットをつかって、剣撃の練習も行いました。触れると一点です。カラーバットは先が円く怪我をしにくいので、突きもありにしました。明代以降に形作られた細見で軽量な剣は、文人や将官の護身用、指揮用に設計されており、硬い武器を受けるだけの堅牢性を持っていません。
歩法、身法をつかってたいをかわすか、受け流すか師ながら操作をします。攻撃は主に手首を狙います。刃を鋭利に保っていれば、押切り、引き切りを行い、手首の血管、腱を切り、戦意を損なわせることができます。
まとめ
大人の方には、中国武術の思想、要訣を説明し、ある程度論理的な説明を加えつつ、基本をしっかり押さえて練習をしていただきます。ちびっこはそれではついてこれないので、ちびっこと練習する時にはちびっこの興味をひくカリキュラムを用意します。
ゲーム性をもった練習方法を模索するのが良いと思います。ちびっこは個性に違いが大きく、自発的に武術をやりたいという子もいれば、両親に連れられてやってくる子もいます。
板橋区で武館を経営している私の友人は多くのちびっこ生徒に南京中央国術館由来の武術を指導しています。台北市内の武術大会には子供たちを積極的に武術大会に出席させ、モチベーションを作りながら、うまく指導しています。
私もちびっこ練習生が増えてくればおもしろいカリキュラムを作り、武術の面白さを広めていきたいと思います。