日々の練習

今日の練習 八卦掌 御津生涯学習センターにて 2024年6月23日

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本日は2024年月6月23日(日)です。本日は愛知県豊川市御津の御津生涯学習センターにて八卦掌の練習を行いました。

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2024年6月23日の練習内容

アジサイアジサイ

本日の練習内容を紹介します。本日の練習内容は以下の通りです。

首のストレッチ

練習はまず体を開くところからスタートです。体の何を開くのか?それは体の中の力の通り道を開くということです。

力の通り道は体全体にありますがその道は体を縦貫する大きな主幹道路とそこから派生する末端部に分かれます。主幹部分を上から開いていくためにまずは首のストレッチを行いました。

甩手

首のストレッチの後は、シュワイショウを行いました。これはここから続く「体を開く」概念の前哨戦です。まずは体に刺激を与える意味で最も運動強度の小さいシュワイショウを行いました。

力を入れず液体の重みを感じながら両手を同時に前後に振る動作です。なれたら少しだけ膝で漕いでもかまいません。もっと慣れてくると膝で漕がなくても手が勝手にしなってくるようになります。

自助推拿

自助推拿です。ストレッチと穴道(いわゆるツボ)を自分で押して刺激を与え、筋肉の緊張をほぐし放鬆を導きます。

臂部の拉筋

これは肩や上腕や胸筋、背中周辺の可動域を広げつつ、肋骨廻りまで開いていくための練習です。頭と同じ程度の高さに手を置いて上半身の可動域を広げていきます。

肩のストレッチ

首をストレッチです。手の小指側と親指側をそれぞれ壁や木にあててもたて、背中や腋部分を伸ばします。

シュワイショウ

ここまで来たら、違う形のシュワイショウを行います。こちらは手を体の周りで振るシュワイショウです。ここまでで十分に上半身の緊張をほぐしています。緊張がほぐれた腕を体の周りに絡めつくように振っていきます。

こちらも手の重み、特に液体の重みを味わいながら手を振っていきます。振れば振るほど動きの出発点が体の奥に移動していき、手が長く感じるようになります。

五行通背拳基本功

放鬆功的なものをやった後は五行通背拳の活根門の中から叉肩法の後ろ回しを行いました。足は前後にし肩幅に立ち、ほとんどすべての体重を後足にかけて、腕を回します。手が腕になるときには耳をこすります。首は手側に傾けてはいけません。

体の真後ろを通過してから膝の横側を通り、下から体の真正面に向かって振りあがっていってからまた頭の上に移動するという流れです。

手の回転は円錐形ではなく、平面の円を描くようにいます。体の真後ろ、真正面を手が通過するイメージです。動作に角がでないようにスムーズにすることがコツです。

五行通背拳の活根門の中から叉肩法の前まわしです。耳の横から体の前、できるだけ遠くの場所を経過して回すようにします。体の真後ろ(手が体で隠れるように)して動かします。

胯を切る動作を発動源として動かすようにすればスムーズに動かすことができます。

叉肩法の前後をした後は、交叉繞環を練習しました。

これは叉肩法を同時に行うものです。右手が前の時には左手は後ろ、左手が前の時には右手は後ろに置きます。足は肩幅の広さで前後にして立ち、顔は鼻とあごを正面に向けて方向を固定します。

その状態で肩を発動源とせず、胯から動くようにして上半身、特にウェストをよく回して回転させるようにします。

両手は横幅30センチ以内に収めることが理想的です。これができれば撩と劈を同時に行えるようになります。身法も身に付き上半身と中半身の柔軟性が向上します。

反背掌

反背掌は一発目に掌を上から下に落とし、その後そのままの力を利用して手の甲側を使って上から下に落とし、それを行いながら左右を交互にしながら前に進んでいく動作です。

掌を上から下ろす時に力を入れずにすこしドライブをかけて落とすようにします。掌を下す時もバレーボールのスパイクやサーブを打つ時の要領で良いインパクトがでるように想像しながら動作を行うと良いと思います。

この参考動画では肩から腕が動作しているように見えます。確かにその通りです。ですが参考動作をしている本人は、力の発信源を前進する足や跨の回転や切りを想像しています。

地支八卦

放鬆功の系列の練習をした後は地支八卦の開を練習しました。本日のテーマは開合の「開く」というものですのでそれを踏まえて動作を練習しました。

開は、手を添えつつ、胯をすこし回転させながら体重を少し後ろに移動し、そのあと後手を差し出して開き、両手の縦掌を出しながら前進する動作です。

中国武術における開合の概念

アジサイアジサイ

中国武術では開と合の概念を活用して勁を発します。合は意、胸、肩、肘、手、胯、膝、脚、足等が収斂していく、収束していくイメージの動作一般をさします。

開は束ねたものを展開する際のイメージです。初めは開と合は分けたりして練習します。開で蓄えた勁で合を行い、合で蓄えた勁で開を行う要領になります。

初めはこれは開、これは合という具合に打ち分けますが、開と合は徐々に融合し、開合不分の状態に昇華していくようになります。

本日の練習のまとめ

アジサイアジサイ

本日は愛知県豊川市の御津生涯学習センターでの練習となりました。

本日のテーマは開合、とくにその中の開の勁を出せるようにしていく、でした。開は体を開(kai)し、脳筋が開(kai)すればできるようになります。纏や粘などの概念より簡単で分かりやすいものです。

これができるようになれば、「こうして来たらこうする」を考えなくても体が自然に動くようになり、省力化、応用、変化、即応という概念のレベルの向上に寄与します。

これらを考えながら練習を続けて高みを目指してまいりましょう。

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