梅雨本番ですね。毎日雨が続いております。皆様いかがお過ごしでしょうか。このような蒸し暑いときは運動して汗をかき、体にこもった熱をはらってみるのはいかがでしょうか。
ですが、中国武術に限らず、運動する際には脱水症状を避けるため水分をたくさん撮ることをおすすめします。本日は水分を撮ることの重要性について説明します。
目次
水分を撮る際のポイント
水分を撮る際のポイントは以下の通りです。
喉の渇きを感じる前に飲む
水分が体に吸収されるには多少の時間がかかります。喉の渇きを自覚してから水分を摂取していては、すでに脱水状態が起こってから対処していることと同じことです。水分は喉の渇きを体が自覚する前に摂取しましょう。
こまめに少しづつ飲む
水分は一度にがぶがぶ飲むより体が吸収できるだけ少し飲む方が良いとされています。体内にどの程度の水分が残っているかは個人差はほとんどないと思いますが、汗のかきかたは個人差があります。
1時間に一度の全体休憩での水分補給では汗をたくさんかく方にとってはスパンが長すぎます。水分補給は30分に一度は取る時間を設け、指導者もそれを意識して教室運営をするべきです。
おしっこの色が濃くならないだけの量を摂取する
おしっこの色が濃くなるということは、すでに体は脱水状態にあるということです。運動して汗をかいていても尿意を催すだけの水分を摂取すべきです。
塩分の入った飲み物を撮れば吸収率があがり、熱中症予防になる
水分補給の際には、真水ではなく、塩分が若干含まれた飲み物やスポーツドリンクが望ましいです。スポーツドリンクは電解質が多く含まれており、組成が体の体液に近くなっていますので「水」よりも吸収が早く行われます。
また塩分を摂取すれば、塩分不足から引き起こされる熱中症も防ぐことができ、同時に練習での疲労感も軽減されます。肉体労働者の食事は塩辛めに味付けされてるのは、体を動かすことにより塩分が失われるからです。それを体が補おうとし、結果として塩辛い料理が好まれるようになります。
糖分が入っていればカロリー補給にもなる
摂取する飲み物に糖分が入っていれば、武術の練習で消費されるカロリーを補うことができます。血糖値が高い状態と空腹の状態では集中力に大きな差が出ます。カロリーが十分な状態で練習すれば運動の効用はグンと高まります。
市販のスポーツドリンクは塩分とともに糖分も適度に入っており、練習に適しています。もしポカリスエットやアクエリアスのような味が苦手な方はアミノサプリやDAKARAなどでも同様の効果を得られます。
スポーツドリンクを飲んだ後の口のネバネバが気にある方はスポーツドリンクとミネラルウォーターを一本づつ用意し交互に飲むというのもありだと思います。
ビックリすようなキンキンの冷たい水は避ける
飲み物は体に吸収しやすい温度があるそうです。体温より少し冷たい程度、が最も吸収されやすいとのことです。体温より少し冷たい飲み物を撮れば体のオーバーヒートを緩和することにもつながります。
中国人は、運動して温まっている体に冷たいものを放り込むことは良しとしません。日本人より常温に近い温度の飲み物を好みます。
お茶よりも水やスポーツドリンクを
日本人は水分と言えばお茶を想像します。お茶はカフェインが入っていたり、胃を荒らしたり、利尿作用があるため中国武術の練習中における水分摂取にはあまりよくありません。
特にやめた方がいいのはペットボトル入りの濃いお茶や紅茶です。すきっ腹で飲むと胃が渋みにびっくりして吐き気が出てしまい練習どころではなくなってしまいます。練習中の飲み物は水やスポーツドリンクを推奨します。
水を飲むとバテる、のウソ
中国人は風邪を引いた際も、日常生活でも水分を多くとることを健康の第一条件と考えており、現実にオフィス、学校、公共施設には無料のウォーターサーバーが設置されており、いつでも水分を撮れるようになっています。学校でも授業中に水分を撮ることは禁止されていません。
なぜか知りませんが、日本人には「水を飲んでるようではどうのこうの」という人がいると聞いたことがあります。独特の不思議な発想を持っている人がこの世の中にはいるようです。
日本人がなぜそのようなことを言うのか、関心がないので追及はしていません。まあでも令和の時代に練習中に水分を取ってはダメだ、なんて言ってるようでは指導者失格ですね。
まとめ
中国武術を含め、運動をする際には水分を撮る、当たり前のことを当たり前にやって健康的に武術の練習をしていきましょう。水分を上手に取り、体温調節を行い、集中力を保って練習を行えば、武術の練習は快適で充実して楽しいものになるでしょう。